早くも三月になりました。
お天気に恵まれた昨日2日(土)に「吃音を語る会」を開きました。
お忙しい中、耳鼻科のドクター始め、言語聴覚士、教員の先生方6名が来て下さいました。
子どもさんと一緒に来て下さった方も複数いらして、定員を超える方々にご参加頂きました。
参加者の方には、全国ことばを育む会から提供して頂いた「ことばと心を育てる親子遊び」「ことばの相談と指導」「ことばの担任からお母さん方へ」の冊子もお渡ししました。
先生方の自己紹介の後、参加者の方からも自己紹介をして頂き、会が始まりました。
この回は、幼児から中学生のお子さんをお持ちの方の参加で、今の様子や心配、今後の見通しへの不安などが語られました。
今まで他の人に子どもの様子を話したことがないとの話もあって、目頭を押さえる方も何人かいました。
また、「吃音が出ている時は、指摘したり直したりせずスルーするのが良いと言われたが、そのストレスで自分が苦しくなるけど、皆さんはどうしていますか」との問いかけもありました。
幼児さんでは、発音に関する悩みも聞かれました。
先生方からは、吃音についての基本的な考え方や関わりなどが話されました。
子どもたちの言葉については、一時の関わりで改善を図ることは難しい事ですし、状態も一進一退の場合が多いです。
だからこそ、親子で基本的な考え方を理解して生活していくことが望まれます。
吃音の状態は個々異なりますが、自己紹介の時の第一声が発音しにくい方もあります。
色々調べて自分で工夫したり、吃音があるのでスムーズに言葉が出ない事を話して理解してもらうと話される子どもさんもいました。
自己理解の大切さを改めて気づかされる話でした。
ご家族が話をしている間、子どもたちは、別室で先生方や四国大学幼児教育のボランティアさんと一緒に過ごしました。
間で休憩を挟みながら、ボードゲームやカードゲームをして過ごしました。
子どもたちにとって、ことばに詰まることがあったり、出にくかったりしても、安心して過ごせる機会が増えると良いなと思っています。
ご家族も休憩時や閉会後、参加者同士で話をする様子があちこちで見えました。
同じような心配のある方同士が話の出来るきっかけになったのを嬉しく思いました。
また、当日お電話を頂いたり、訪ねて来て下さった方もありましたが、年齢や人数的にお受けすることが出来ず、簡単な情報提供のみさせて頂いています。
せっかくでしたのに申し訳ありませんでした。
次回も同じような時間を持てるよう、予定を組みたいと思います。
最後になりましたが、吃音を語る会を開くにあたり、ご協力下さった先生方をご紹介いたします。
島田亜紀先生、椎野広久先生、まなみ先生、長尾公美子先生、西崎美佐子先生、原口愛先生
お忙しい中、ご協力下さって、ありがとうございました。
吃音を語る会は、今後二、三か月に一度定期的に開催する予定です。
今後も、ことばの支援に関わる先生方でご協力下さる方が増えると良いなと思っています。
ご協力頂ける先生方、ご連絡お待ちしております。
「吃音を語る会」開催しました。
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