12月13日(日)午後、とくしま県民活動プラザ研修室にて、オーティの会主催 連続講座「感覚凸凹について考えよう」②が開催されました。
季節がら発熱等で若干の欠席もありましたが、定員を上回る42名の方がご参加くださいました。
第二回目は、特定非営利活動法人こどもの発達研究室きりん理事長の椎野広久先生に「あそびと感覚統合の発達について」話していただきました。
はじめに、昨年発売されたVineland-Ⅱ適応行動尺度について詳しくご説明いただき、うまく適応できるように支援することの大切さをお聞きしました。
*オーティの会も日本版Vineland-Ⅱ適応行動尺度の調査に協力をしています。
「ジャングルジム」「ブランコ」「滑り台」「おままごと」等、「あそび」の発達的な意味について、専門的で理論的でしたが、具体的な事例をたくさんあげて話してくださったので、とても理解しやすいお話でした。
昨今は、「危ないから」の理由で遊具が撤去される事例もありますが、子どもの貴重な「学習」機会を逃しているのかもしれません。
「バランスのとれた感覚統合が進んで色んな事にチャレンジできるようになる」
「姿勢の問題も感覚統合の発達の未熟さからきている」
「叱るのではなく、子どもの発達に応じた助言が必要」
自分の子育てで感じた「何故・・・」「どうしたら良いの?」が腑に落ちました。
椎野先生が持って来てくださった資料も回覧してくださり、様々な発達に関するお話の数々で、あっという間の二時間でした。
「もっと聞きたい」と思います。
また、お話が伺える機会があれば嬉しいです。
最後になりましたが、大変お忙しい中で講演してくださった椎野先生、ありがとうございました。
また、年末の慌ただしい時期にも関わらず、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
次回は、「二人でこんなに違います」
発達凸凹のあるお二人が、子ども時代や仕事のこと、今をトーク形式でお話してくださいます。
天満病院 赤壁省吾先生、オーティの会理事長も、それぞれの立場でご一緒します。
日時:2016年1月17日(日)13:30~15:30
場所:とくしま県民活動プラザ研修室
連続講座②「あそびと感覚統合の発達について」
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