エキスパート紹介

私たちの活動を支え、子どもたち一人ひとりの可能性を広げるために、多様な専門分野から力を貸してくださっている方々をご紹介します。

冨樫 敏彦(相談役)

「児童発達支援・放課後等デイサービス トモデココ」顧問

冨樫敏彦先生は、長年にわたり徳島県における特別支援教育の推進と制度改革に尽力されてきた専門家です。徳島県教育委員会にて教育支援監・特別支援教育課長として、「みなと高等学園」や「美馬分校」の新設、「視覚支援学校」「聴覚支援学校」の改築、すべての特別支援学校への看護師配置・給食導入など、教育環境の整備に力を注がれました。

また、「板野支援学校」の校長としては、知的障害児の受け入れを可能とする制度改正を主導。「みなと高等学園」「視覚支援学校」「聴覚支援学校」でも校長を歴任され、高等学校における通級指導教室の設置にも尽力されるなど、教育次長としても幅広く貢献されました。

その後は徳島文理大学准教授として、特別支援教育や障がい児保育に関わる専門人材の育成に携わり、現在は「児童発達支援・放課後等デイサービス トモデココ」顧問を務めるほか、徳島県および徳島市の特別支援教育・障がい児者支援に関する委員会にも参画されています。

オーティの会では、こうした豊富な経験と専門知識をもとに、特別支援教育の視点から助言を行い、子どもたち一人ひとりの理解と成長を支えるための取り組みをサポートしています。

小倉 正義(専門家アドバイザー)

鳴門教育大学大学院学校教育研究科 教授/発達臨床センター 所長
公認心理師・臨床心理士

小倉正義先生は、発達臨床心理学を専門とし、鳴門教育大学大学院学校教育研究科の教授および発達臨床センター所長を務められています。名古屋大学発達心理精神科学教育研究センター特任研究員、鳴門教育大学講師・准教授を経て、現職に就かれました。大学での教育・研究活動に加え、公認心理師・臨床心理士として、地域の現場に根ざした発達支援・家族支援を実践されています。

ギフテッドや2E(Twice-Exceptional)、境界知能など、特別支援教育の枠組みでは支援が届きにくい子どもたちへの理解と支援のあり方をテーマに、先駆的な取り組みを続けておられます。著書に『ギフテッド―天才の育て方』(学研教育出版・共著)、『発達障がいといじめ―発達の多様性に応える予防と介入』(学苑社・編著)、『特別支援教育のはざまにいる子どもたち―ギフテッド・2E・境界知能』(金子書房・共編著)などがあり、理論と実践をつなぐ研究成果を広く発信しています。

また、小倉先生は次世代の専門人材育成にも力を注いでおり、大学院生が地域での支援活動に実際に関わる機会を提供しています。オーティの会の活動にも大学院生が参画しており、現場での実践を通して、発達の多様性に寄り添う姿勢や専門的支援のあり方を学んでいます。

オーティの会では、発達臨床の専門家として、個々の子どもに合った支援を見立て、活動全体に深みと視点を加えていただいています。

内藤 智恵子(WEB運営サポート

デジタルマネジメント修士

内藤智恵子さんは、学術機関や地域団体などのウェブサイト構築・運営業務に携わり、専門的な情報をわかりやすく伝えるための設計や表現に工夫を重ねてこられました。とくに、情報発信の視点から市民や利用者との橋渡しを行う役割を担っておられます。

現在は、オーティの会のウェブ運営サポートを担当し、活動の魅力や意義を多くの方に伝えるための情報発信に貢献されています。徳島では、情報セキュリティ啓発イベントの企画・運営や、視覚障がい者等へのICT支援、地域のデジタル人材育成にも関わっておられます。

学生時代には、障がいのある方のアート活動に関心を持ち、一般財団法人たんぽぽの家にてアートサポーターとして活動された経験もあり、「伝えること」を通して人と社会のつながりを支える姿勢は一貫しています。

また、「Tokushima WordPress Meetup」や「Tokushima Cyber Security Meetup」などの地域コミュニティ活動にも精力的に参加。デジタルの世界に安心して関われる環境づくりに力を注いでいます。

趣味は漬物づくりと畑仕事。自然の恵みに癒されながら、静かに手を動かす時間を大切にしておられます。

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