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「誤解しない・されないためのワークショップ(徳島)」

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いよいよ2013年も残すところ,あと僅かとなりました。
皆さん,新年を迎える準備に大忙しだと思います。
さて,去る12月21日にアスティ徳島の第2会議室において,NPO法人アスペ・エルデの会が主催する「誤解しない・されないためのワークショップ(徳島)」が開催されました。
今回の記事は,そのワークショップに参加されていた
当会の会員さんがまとめてくださいました。
 大変,お世話になりました。
 では,以下に当日の様子を掲載させていただきます。
このワークショップは,オーティの会も共催としてご協力させていただきました。
今回も昨年のワークショップ同様,アスペ・エルデの会の川上ちひろ先生(岐阜大学医学部)に講師としてお越し頂き,当事者,家族,支援者が作成中のワークブックを使って,交流しながらワークショップを行いました。
写真 (3) (240x180)
第1部では、当事者と家族と支援者が班に分かれ「誤解した・されたこと」について話し合いました。
私の参加した班では,当事者から,「これまで誤解されたことだらけだった。特に,「できること」と「できないこと」があるため,できないことは「わざとしない」と思われ,先生からは「不良」扱いされた。」との話が印象的でした。
支援者(教員)からは,「10数年前は発達障害のことが分かっておらず,(指導や支援に)苦労した子も,今から思えば発達障害だったのかなと思う。」との話があり,現在は以前に比べて認知も広がってきており,発達障害児を取り巻く環境も,少しは良くなったのかなと感じました。
家族からは,「周りから「しつけができていない」と誤解されることが多い。」との話に同感でした。
ある班では,「無礼講」の範囲がテーマになり,「無礼講」と言われても何を言っても良いものじゃなく,その場に応じて「無礼講」の範囲が違ってくるが,場の雰囲気や空気を読むことが苦手な子は,誤解されやすいとの話には納得しました。
第2部では、家族と支援者が残り,「誤解されやすい人」への伝え方などについて,2~3人のグループで話し合いや意見交換を行いました。その後に,川上先生から世の中は「誤解」で満ち溢れている。相手と自分との理解の違いが「誤解」の原因で,「誤解しない・されない」ためには「相手も自分と同じように理解している(だろう)」,「これぐらいのことは(言わなくても)わかるだろう」と思わずに,「言葉」での共有や具体的な説明が必要とのことでした。
最後に,現在作成中のワークブックは,社会人になる当事者向けの内容で,物語として読んだりグループ討議にも使えるもので,自宅に帰って早速,家族で楽しく討論?してみました。
ということで,参加された方々は,いずれも共感する部分が多く,子供たちが社会参加していく上で,考えさせられたのではないでしょうか。
川上先生がおっしゃる,「言葉」での共有や具体的な説明が必要ということが非常に心に残りました。
発達障害の子供たちの中には,自分の思いや状況をうまく言葉に出来ない子がたくさんいます(興味のあることや趣味については,たくさん話せるにもかかわらず)。
自分の気持ちや状況を言葉にして,相手に伝えることを小さいときから意識して練習?していくことも必要なのかなと感じました。
そして,「わかっているだろう」「できるだろう」といった思い込みを少なくし,相手との誤解を生まない人間関係作りのために,定型発達の人たちの理解と協力が欠かせないと強く感じました。
今回のワークショップには,GOENの方々も参加してくださいました。当事者としてどのように感じられたか,また,このワークショップを機に,何か変化があったかなど,またお伺いしたいです。
なお,今回のワークブックは,ワークショップに参加された皆様には,後日,印刷した物が送られるそうなので,是非,ご活用ください。
 では,皆様
    良いお年をお迎えください。
    2014年もよろしくお願いいたします。

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