26日は、2020年最初の定例会でした。
14名の子どもたちが前半後半に分かれて、それぞれ内容の異なる調理を楽しみました。
以下は、2020年度新たにボラリーダーさんになる院生さんからの活動報告です。
前半組
前半では、おもち作りを行いました。
おもちをつく順番や役割を話し合う時には、グループ内でコミュニケーションをとり、順番を譲っている場面もみられました。
おもちをつく作業ではそれぞれ交代し合って、跳んだり、麺棒を使ったり、楽しそうについていました。
おもちの粘りが強く、丸めることに苦戦していましたが、楽しそうに丸め、おいしそうに食べていました。
後半組
後半では、恵方巻き作りを行いました。
中に入れる具材も自分で考えて丁寧に巻いていました。
ご飯を海苔の上に伸ばす作業や、巻く作業は難しそうでしたが、具材を動かしたり、強めに巻いたりと工夫をしながら作っていました。
全員完成した後で、「いただきます」と挨拶をして、完成した恵方巻きを大きな口を開けておいしそうに食べていました。
別室で茶話会をしている親御さんのところにも出来たてのお餅と恵方巻を届けてくれました。
活動の合間には、修了されるボラさんへ渡すメッセージカード作りもしました。
さて茶話会では、直前に迫った高校受験の話を中心に4月からの中学進学や進級に向けての取り組みなどを話し合いました。
進路は、様々な情報の中から選択します。
通学に合わせた交通機関の利用やかかる時間、学習内容や実習の内容が子どもたちの未来に向けた希望に合うかどうか。
そもそも親子で学校卒後の現実的な見通しが持てているのかどうか。
世の中にはきれいに飾られた言葉が氾濫し、ここにさえ行けば、また繋がれば将来は約束されたと勘違いする情報がたくさん流れます。
でも本当にそうなのでしょうか?
自分の目で見て、耳で聞いて、体験をして、思い込みの修正をしながら取捨選択することが大切だと経験を持って知っているだけに危うさを感じてしまう事もあります。
私もそうでしたが、未来が不安で焦燥感に駆られ、遥か彼方の情景を思い浮かべて親のペースで物事を決めてしまうことが間々あります。
老婆心ながら、「あの時にやっておけば」と思っても時間は戻りませんから、今を大切に過ごせるようにと思います。
「進学も就職も、ゆっくり子どもの育ちのペースに合わせて決めていけたら良いね」
ひとりの母さんがポツリと話した言葉が心に響きました。
今の時代は、意に沿わないことがあると一方的にSNSで情報が発信される時代です。
リスクを伴うことも承知で対応しなければならない時もあり、時代の移ろいを強く感じるこの頃です。
兎にも角にも、子どもたちひとり一人の歩む道が「これで良かった」と思う未来であるようにと願ってやみません。
活動の最後には、三月に院を修了される方と4月にボラリーダーを引き継ぐ方の挨拶があり終了しました。
次回は、2020年2月9日(日)9時30分~12時30分
子どもたちはバスに乗って、ボラさんと一緒に体験活動に出かけます。
親御さんは、会場で茶話会の予定です。