話楽会⑤

16日(日)午後からは、どなたでも参加していただける話楽会でした。
午前中の定例会から引き続き参加の方あり、初めて参加の方ありで、
9名の方々で話をしました。

この回は、成人期の子どもを持つ方が多かったのですが、
中学進学を控えた子どもの保護者さんも来てくださって、
進路について話を聞いて、皆で経験を出し合いました。
地元の普通級にするか、支援級にするか、支援学校の選択はどうか。
この時期、就学指導委員会が開かれることもあって、ご家族にとって迷いの時期です。
学校見学も行き、進学後の話も聞かれたそうですが、具体的にイメージすることは容易ではありません。
中学生ともなると、思春期真っ只中で将来の高校進学をどう考えるか？
家族としての希望と本人の思いや希望はどうか？
今の学習状況や生活状況とも照らし合わせながら進路を考えることになるので、
すぐに結論が出ないことも多いかなと思います。
成人した子どもの母さんたちからは、何を基準に、どう考えて進路選択をしたか、
将来どのような力が必要になるかなど、経験を通した話がされました。
また、家から出ることが怖くなっている子どもを持つ方のお話もお聞きしました。
成人になれば、学生時代とは異なった悩みもあり、どう考えていけば良いのか。
「必要な物資が無条件に供給され続けば、自らアクションを起こす必要がないのでは？」
そんな話も出ましたね。
そこに至るまでの経緯があるし、一概に何が良いのか悪いのか、
簡単に論じて決められることではありません。
ただ一つだけ、子どもの人生は子どもが歩きます。
本人が置き去りにされたまま、物事が決められたり、進められたりすることが無いように・・・
子どもの状態が如何様であれ、この点だけは大事にと思っています。
気軽に話が出来る場所があって、経験のある人が居て、その中でゆっくり考える時間がある。
話楽会は、そんな空間であり、時間を共有する場です。
次回は、11月23日(水祝)の午後1時半からです。