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クローバーについて話しました

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台風の影響か、急に小雨がパラついた5日(土)午前。
約束をしていた親子さんとお目にかかり、お話をしてきました。
お母さんとは数回お目にかかっていますが、息子さんとはこの日が初対面。
当日朝、約束の時間より少し遅れそうとの連絡を頂きました。

小学校中学校は不登校気味で通信制高校に通っていると聞いていたので、時間の経過とともに「今日は会えないかも」と思いましたが、揃って待ち合わせの場所に来てくれました。

主にお母さんと私で話をする感じでしたが、息子さんも時折はにかんだ様子で返事を返してくれました。
真っすぐな眼差しから彼の秘めた力強さが感じられて、多くを語らずとも家族が寄り添う中で安心して暮らしている様子が感じられました。

今回、親子さんに会った目的はクローバーの活動紹介で、参加している人の年齢層やどんな事をしているかなど、集まりの様子をお伝えしました。
ゲームが好きで、小中時代の友人たちとネットを介してゲームをしているとの話で、いつか機会があればクローバーのメンバーとも一緒に楽しめると良いな。

クローバーに来ているメンバーは年齢も経験も様々ですが、学校や社会の中で楽しく感じられない経験をした事のある人たちが多くいます。
メンバー同士の話の中で経験が語られる場面もあり、嫌な経験をしたのは自分だけじゃないと気づく機会もあります。

会いに来てくれた彼は高校卒業まで1年半、それ以降の暮らしを考え始めているとの事。
「会ってみる」
最初の一歩を踏み出したのは息子さんの意思です。
これから前に進むか、踏みとどまるか、後ろに戻るか、親としては気になるところですが、周りが彼の路を決めることなく、彼を中心にして話が出来ると良いなと思っています。
彼の人生を歩くのは、彼自身ですから。

その思いは、二児を育てて経験した私自身の後悔も含めての思いです。

海の傍の会場だったので、帰りは海を見て帰途に着かれたとか。
日が降り注ぎキラキラ光る海の青さは、ほんとうに綺麗。
日々の暮らしの中では、心穏やかに過ごせる日ばかりではありませんが、それもまた人生。
半世紀以上の長い路を歩いてきた私の今の心境です。

遠路来てくれて、初対面にも関わらず、お母さんと私の話に付き合ってくれた彼にありがとうを伝えたいです。
いつの日か、彼が自分の意志で、再び会いに来てくれる日がくると嬉しいな。
またね。

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