
小倉 正義(専門家アドバイザー)
鳴門教育大学大学院学校教育研究科 教授/発達臨床センター 所長
公認心理師・臨床心理士
小倉正義先生は、発達臨床心理学を専門とし、鳴門教育大学大学院学校教育研究科の教授および発達臨床センター所長を務められています。名古屋大学発達心理精神科学教育研究センター特任研究員、鳴門教育大学講師・准教授を経て、現職に就かれました。大学での教育・研究活動に加え、公認心理師・臨床心理士として、地域の現場に根ざした発達支援・家族支援を実践されています。
ギフテッドや2E(Twice-Exceptional)、境界知能など、特別支援教育の枠組みでは支援が届きにくい子どもたちへの理解と支援のあり方をテーマに、先駆的な取り組みを続けておられます。著書に『ギフテッド―天才の育て方』(学研教育出版・共著)、『発達障がいといじめ―発達の多様性に応える予防と介入』(学苑社・編著)、『特別支援教育のはざまにいる子どもたち―ギフテッド・2E・境界知能』(金子書房・共編著)などがあり、理論と実践をつなぐ研究成果を広く発信しています。
また、小倉先生は次世代の専門人材育成にも力を注いでおり、大学院生が地域での支援活動に実際に関わる機会を提供しています。オーティの会の活動にも大学院生が参画しており、現場での実践を通して、発達の多様性に寄り添う姿勢や専門的支援のあり方を学んでいます。
オーティの会では、発達臨床の専門家として、個々の子どもに合った支援を見立て、活動全体に深みと視点を加えていただいています。
