2018年、平成最後の大晦日となりました。
今年も長くつながる方々や新たなつながりの出来た方々に支えられた1年でした。
穏やかに1年の活動が終えられることに、心より感謝を申し上げます。
2001年に任意団体として活動を始め、NPO法人となり4年目になりました。
5年前に鳴門教育大学大学院の小倉正義先生のご協力をいただき始めたペアレント・トレーニングでしたが、今年、8名の仲間が増えて、中学に進学した子どももいることから、幼児~小学4年と小学5年~中学2年の二つにグループ分けした”ワークショップ”にしました。
ワークショップと並行した毎月定例の子ども活動”カンガルークラブ”も同様にグループ分けし、月1平日夕方の少人数の子ども活動”はぐくみ交流会”、成人の集まり”クローバー”、サマーキャンプなど、2018年も家族と当事者を中心とした活動を進めてきました。
9月には、”吃音を語る会”も予定していましたが、台風直撃でやむなく中止となりました。
こちらは、年明けに準備を進める予定です。
オーティの会は、年間で予定を組んで活動を行っています。
円滑に充実した活動が続けられるには、多くの先生方のご協力はもとより、ボランティアで子どもたちに関わり支えてくれる学生の力が大きいです。
幼児教育や心理学専攻の専門職を志す学生が先生方の指導のもと、子どもたちや家族に寄り添い、年間の活動をサポートしています。
子どもたちにとってボラさんは、少し大きなお兄さん、お姉さん。
最初は自信なさげにしていた子も、日を追うごとに自分から進んで活動に取組んだり、話をしてくれるようになりました。
お兄さん、お姉さんを身近なモデルとして、将来のなりたい自分を思い描くこともあるでしょう。
また、当初から活動を共にする子ども達は、大学生や成人となり、仕事や学業に日々忙しく過ごしています。
自らの苦手に直面する時は、悩んだり気持ちが後ろ向きになることもあるようですが、様々な活動を通して得た知識や経験は、彼らの自信となって再び前を向いて立ちあがる力になっています。
幼少期から共にする活動の中で育つ”自分と似たような感覚を持つ仲間”との緩やかな”つながり”
つながりから生まれる安心感。
それは、家族も同じです。
そして、家族を支えてくれる先生方や専門家を志す学生たちも・・・
全ての人と「ともに育ち合おう」
私たちは、小さなコミュニティです。
だからこそ今を信じて、2019年も気負わず変わらず”つながり”を紡いでいこうと思います。
どうぞ変わらず、皆さまのお力添えをいただけますよう、宜しくお願いいたします。
2018年12月31日
特定非営利活動法人オーティの会
理事長 濵田 正子
年末のご挨拶
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