2月27日(木)に、
社会福祉法人愛育会 障碍者就業・生活支援センター わーくわくの佐野和明氏をお招きし、
発達障がいのある人の就労勉強会を開催しました。
発達障害成人当事者会のGOENからも7名の方にご参加をいただきました。
前半は、就職・定着までの標準的な支援の流れを伺いました。
就業・生活支援センター以外にも、
地域障害者職業センター、ハローワーク、ハナミズキなどの相談機関があること、
また、最近は就労移行支援事業が増えていること,
利用する機関によって支援の期間や内容が異なることなどを詳しく教えていただきました。
後半は、実際に就労に繋がり継続されている人について伺いました。
発達障がいの人の就労支援は、相談だけでは問題解決が難しいので、会社の中で実際の仕事を
一緒に確認しながら働く支援が重要かつ有効であるとの事でした。
また、職場定着のためには就職後の家庭訪問や職場訪問を行うことも欠かせないそうで、
定着支援に多くの時間が割かれているとのことですが、マンパワーが不足しているそうです。
マンパワーの確保と外に踏み出す支援の取り組みが、今後更に必要になるとの話でした。
参加者からは活発に質問が出ましたが、具体例を挙げて分かりやすく丁寧に答えて頂きました。
個人の事情によっては直接的な支援でなくても、電話相談なども受けてくださるとのことで
「困った時に相談できる場所があるのは安心できる」との声も聞かれました。
私たちは親として、GOENの方は当事者として、それぞれに学びのある時間でした。
お忙しい中で夜間の勉強会にお越し頂いた佐野さん、貴重なお話をありがとうございました。
わーくわく就労勉強会
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